NFTを始める前に知っておきたいこと
NFTは2021年に、約75億円で落札されたビープル氏の「The First 5000 Days」や約8億円で落札された「クリプトパンクス(#7804)」で注目を集めました。
一方でNFTを利用した詐欺事件が起こっています。
今年3月の詐欺被害額は、約2億円に上っています。
とはいえ、
「NFTを始める前にどんなことに注意したらいいのかわからない」
という意見が多く見られます。
本記事では、NFTを始める前に気をつけるべきことを解説します。
本記事を読むことで、詐欺被害に遭うことなく、NFTを楽しむことができます。
NFTを始める際の注意点
結論としては、4つです。
1つ目は、Secret Recovery Phrase(*1)を他人に教えない。
2つ目は、Opensesa(*2)などの偽サイトに注意する。
3つ目は、コピー作品に注意する。
4つ目は、見知らぬエアドロップに注意する。
*1 Secret Recovery Phraseとは、仮想通貨ウォレット・メタマスクを最初に設定する際に生成される独自の12個のフレーズです。
*2 Openseaとは、世界最大規模のNFTプラットフォームです。
Secret Recovery Phraseを他人に教えない
Secret Recovery Phraseを他人に教えると、ウォレットで管理しているすべての仮想通貨が盗まれる可能性があります。
またパソコンやスマートフォンが故障時に対応できるように、Secret Recovery Phraseを紙に書いて保管しておきましょう。
加えて、SNSを通じてNFTや仮想通貨投資を始めたことは言わないようにしましょう。
悪い人が詐欺案件を提案する可能性があるため、控えましょう。
Opensesaなどの偽サイトに注意
広告箇所にOpenseaやメタマスクの偽サイトがたびたび現れています。
偽のOpenseaサイトでは、メタマスクのSecret Recovery Phraseを要求することがあります。
また、メタマスクでは本物の画像や文章を使った偽サイトが現れています。
本物かどうか見抜くために必ずURLを確認しましょう。
コピー作品に注意
老舗オークションハウスであるクリスティーズは、作品を出品する前に本物かどうか調べます。
しかし、Openseaなどでは、出品物が本物かどうか調べません。
有名なアーティストのNFT作品をコピーし、出品できてしまいます。
そのため、購入したいアーティストのプロフィールや公式HP、Twitter等を確認し、NFTを買いましょう。
見知らぬエアドロップに注意
身に覚えがないNFTが、Openseaのアカウントにエアドロップで送付されることがあります。
実際に送られてきた場合、そのNFTをクリックしないようにしましょう。
クリックすることで、悪質なサイトに誘導されたり、ウォレットから資金を盗まれたりします。
そのため、身に覚えがないNFTには触れないようにしましょう。
まとめ
NFTの詐欺は常に、進化しているため、新しい情報を集める習慣が大切です。
例えば、Openseaの公式Twitterアカウントをフォローし、最新情報を集めることも1つでしょう。
上で挙げたことに注意し、NFTを楽しみましょう。